坐禅を取り入れる学校様は、結構あるようです。修学旅行で京都に来てグループ行動で体験される方、または団体行動でクラス単位で体験される方、あるいは学年単位で体験される方等千差万別です。

小グループでの体験は結構色々な場所で行われていますが、200人を超える団体となると中々受け入れをしているお寺や施設はそんなにないと思います。大勢の団体を2~3グループに分けて行うという事は、そこそこの広さがあれば可能でしょう。

しかし、300人を一堂に集めて行うとなると中々大変ではないでしょうか・・。

つい先日、青少年文化研修道場では、およそ320人を一堂に集めて行いました。300畳の大部屋で行ったのですが、さすがに少し狭いかなという感はありましたが、毎年春には一度に500人の大人数を受け入れていますのである程度心に余裕がありました。

皆さんの坐禅をみていて気になった点が少しあります。 女生徒の方で、髪型が気になる、或いは髪の毛の先が顔にかかるのでどうしても動いてしまうといったことや、スカートの下では、足を組んでいなくて、単なるあぐらをかいて坐っているだけというような風に見える等ありました。

生徒の皆さんが好きこのんでこの道場にやってきているわけではないので、何とか楽に過ごしておわらせようという意図が感じられました。

その一方で、しっかり真面目に取り組んでいる方も当然いらっしゃいました。

一度坐禅を体験したからといって特に何かあるわけではないので、難しいとは思いますが、単なる坐禅の体験だけではなくそれに付随するものも体験するという意識があればよかったのかもしれません。

やはり、まずは坐ってみるというところからの始まりでしょうか・・。