一つには道心堅固にして須く見性を要すべし。

二つには話頭を疑着して生鉄を咬むが如くせよ。

三つには長座蒲団、脇、席に着くること莫れ。

四つには仏祖の語を看て、常に自ら慚愧せよ。

五つには戒体清浄にして身心を穢すこと莫かれ。

六つには威儀、静寂にして暴乱を慾いままにすること莫かれ。

七つには小語低声、戯笑を好むこと莫れ。

八つには人の信ずる無しと雖も、人の謗りを受けること莫かれ。

九つには苕箒を携えて、堂舎の塵を掃え。

十には道行倦むこと無く、飽くまで飲食すること莫かれ

生死事大、光陰惜しむ可し。無常迅速、時人を待たず。

人身受け難く、今ま己に受く。仏法聞き難し、今ま己に聞く。

この身、今生に向かって度せずんば、さらに何れの処に向かってかこの身を度せん。

 

このような事を研修生の皆様にお伝えしても・・・。